しょうがの薬効

食物や野菜には栄養素が含まれているので健康にいいものが多いのですが、中でも薬効の認められる植物は漢方薬に利用されます。生姜、チンピ,甘草などがあげられます。 漢方薬は一つの植物で作るのではなくいくつもの素材を組み合わせて作るのが一般的ですが、生姜は多くの漢方薬に利用されています。それだけ広範囲に利用できる薬効ある植物といえます

しょうがに含まれる成分

ジンゲロール

ジンゲロールはジンギロール、ジンゲロンとも呼ばれることがあります。生姜の辛み成分です
咳を鎮めたり嘔吐を抑えたりするほかにるほかに解熱や消化器によく胃痛・健胃、便秘の解消にも注目されています

ショウガオール

ジンゲロールと同じ辛み成分です。しょうがを加熱することでジンゲロールがショウガオールに変わります
血行を促進します

ガラノラクトン

香り成分です。胃もたれや胸やけに効果があるということです

しょうがの効能・効果

生姜は食効として沢山のものが知られています。体温の低下を抑制したり、鎮痛作用や抗炎症作用などがあります。また、血管を拡張して血流をよくします。 これらのことから便秘が解消されたり、肌荒れが軽減されたりすることもあります

冷えの改善 血流がよくなり温まります。生姜はとうがらしのように急激に暑くはなりませんが、ゆっくりと段階的に身体が温まってきて、その温かさが持続します。それだけ身体に優しいといえます。
血管拡張 血管を拡張することで血流をよくします。血流をよくしたい人にはオススメの食材です
抗潰瘍作用 胃の粘膜の保護をするようです
腸の運動促進 腸の血行をよくして腸の栄養吸収や腸の運動を良くします
胆汁分泌の促進 脂質を分解します
抗癌作用 消化器癌にいいようです
抗酸化作用 生姜を毎日取り続けることで血中内の状態(活性酸素によって悪くなった血液)が改善されたとの報告もあります
鎮痛作用 リウマチや関節痛などの痛みの抑制に使用されます
殺アニサキス作用 刺身に寄生する回虫より小さい虫を殺す作用があります。寿司で青魚の上に生姜をすったものが乗っているときがありますがこの作用を利用したものでしょう