しょうがの名称

しょうがを呼ぶときに金時しょうが谷中しょうがなどといったり、根生姜、葉生姜などといったりします。また、”しんきょう”とか”乾姜”とか言ったりする時もあります。どうして同じ生姜なのにコレだけ沢山の呼び方があるのでしょうか? それは用途や収穫時期などで違ったりします

しょうがの種類による呼び方

しょうがの種類は世界に1,300以上あると言われているほど種類の多い植物です。食品として品種改良されていることもその理由の一つかもしれません。調理をするさいの利便性を考えるとやはり大きな生姜が人気のようです。

大しょうが 近江しょうが・おたふくしょうが
中しょうが 黄しょうが(三州しょうが)
小しょうが 金時しょうが・谷中しょうが

収穫時期などによる呼び方

収穫時期によってしょうがはその姿を変えます。 しょうがは大きなさどの品種的なわけ方だけでなく料理に使うその調理方法に合わせた食材にするために収穫時期を変えるのです。野菜としては珍しい部類に入ると思います

筆しょうが 植付けて育ち始めた葉をかきとると筆のようになっていて、その筆の先(根を食べます)
葉しょうが 春に植付けて8月の後半ごろから収穫するしょうがです、まだ育ちきっていないので根が小さくホッケーのステックのような形に見えます 。 葉しょうがと言っていても葉を食べるわけではないようです
新しょうが 10月に収穫したしょうがの根(球根?)です。まだ、新しいので味も爽やかに感じます
ヒネしょうが 新しょうがの下に残った種として春先に植付けたしょうがです。繊維が多くなり辛みも強くなるようです

漢方薬としての呼び方

漢方薬として生姜を利用する場合は薬にするときの製造方法で変わるようです

  1. 生姜(しょうきょう)・・・単にしょうがを乾燥させた根茎のこと
  2. 乾姜・・・蒸してから乾燥させたものです。違いは何かというと蒸す(加熱)ことでショウガオールが多くなることを期待しているものと考えられます
  3. 乾生姜(かんしょうきょう)・・・新鮮な生姜(鮮姜、せんきょう)に対して区別する言葉として使用