しょうが
しょうがははしょうが科の多年草。熱帯アジアが原産ですが、日本でも古事記に記載があるほど昔から一般的に親しまれ栽培されています。 根茎で増えます。古い生姜の上に新しい生姜が出来ます。地上部は葉だけがでます。 食品として食べる場合は根茎部分を食べます。食べる場合はその収穫時期などで葉生姜、新しょうが、根しょうがなどの名称で呼ばれます。 時々筆しょうがと言う名称を目にする事もあります。葉しょうがの場合、アイスホッケーのスティックのような形状ですが、筆しょうがは名前のとおり筆のような形状をしています。
しょうがの利用
しょうがの根茎は食品として食べるだけでなく生薬としても利用されています。漢方薬では生姜(しんきょう)と呼ばれていて、中国では紀元前500年頃から薬用として利用していました 日本薬局方においては、細かい区別があるようです。
- 生姜(しょうきょう)・・・単にしょうがを乾燥させた根茎のこと
- 乾姜・・・蒸してから乾燥させたものです。違いは何かというと蒸す(加熱)ことでショウガオールが多くなることを期待しているものと考えられます
- 乾生姜(かんしょうきょう)・・・新鮮な生姜(鮮姜、せんきょう)に対して区別する言葉として使用
中国に見るしょうが
神農本草経という書物の中に医薬品としての記載があります。神農本草経というのは薬草に関して記載した中国最古の書物で約2000年前とされています
古事記に見るしょうが
古事記というと日本書紀に並ぶ日本の古い文献です。
ウィキペディアによると生姜はこの古事記にも記載があるそうです。
"「はじかみ」と呼ばれていたそうですがサンショウもハジカミと呼ばれていたので区別する意味で「ふさはじかみ」「くれのはじかみ」と呼ばれたようです。
”ふさ”とか”くれ”とか言われても語源はわからないですね
※古事記の最古の書物は南北朝に写された物のようです。古事記を編纂したという公式記録がないようですので、南北朝時代に捏造もあったかもと言う説もあるそうです